海外発祥の動画配信サービス「Hulu」
いったいどんな人に向いているのか? そして気になるのが他社と比べるとどんなメリットがあるのか? 逆にメリットはなんなのか?
そんな疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。
そこで今回は「Hulu」の特徴からメリット・デメリットを解説していきます!
Huluは「海外ドラマ」好きに最適!
「HD動画でキレイな画質を見れること」はいまや、どの動画配信サービスでも同レベルだと思っていいです。
Huluはもともとアメリカ発祥ということもあり、海外作品が非常に豊富にあります。そのため、Huluは洋画ファンの人に向いている動画配信サービスとなっています。
向いてる人まとめ
1.ゲオやTUTAYAなどのレンタルビデオ屋で毎月5~10本借りる人
2.好きなジャンルはアメリカのドラマが中心の人
3.スマホのプランが大容量の人
4.日テレ(日本テレビ)が好きな人
5.家族で楽しみたい人(ペアレンタルロック機能が欲しい人)
上記のうち3つ以上当てはまる人であれば、楽しく利用することができるでしょう。
以上のことを踏まえてHuluの特徴、そしてメリット・デメリットの解説をしていきます。
Huluはどんな動画配信サービスか?
2017年現在では、Huluの運営会社名は「HJホールディングス」といいます。あまり聞き慣れない会社名かもしれませんが、実は「日本テレビホールディングス」のグループ会社なのです。
日本テレビが運営しているため、Hulu内では日本テレビが関わっている作品が他の動画配信サービスに比べると多く配信していることも特徴1つでしょう。
また、もともとがアメリカ発祥の動画配信サービスなので米国ドラマの作品が非常に多くあります。そして、動画配信サービスの中では配信タイトル数がトップレベルです。
利用料金について
Huluは月933円(*税別)で、どんなに視聴しても追加料金は発生しません。
レンタルビデオ屋で月に1,000円以上借りる方なら検討する価値は十二分にあるでしょう。もちろん見放題なので、月に30本以上映画を見る人にとってはスマホでも視聴できるので外出先でも楽しむことができるでしょう。
配信タイトル数について
公式で発表しているタイトル数は40,000本以上となっています。タイトル数は年々増加しており2016年には30,000本以上となっていました。2017年7月時点では40,000本以上と、1年で1万本以上の作品が追加されていることがわかります。そのため今後はさらにコンテンツ数の増加が見込めるため、見る作品がなくなってしまうことはないでしょう。
最も多いジャンルは、海外ドラマおよび海外映画です。国内ドラマやアニメ、映画などは海外作品と比べると少ないのが特徴といえるでしょう。
また、海外作品の中でも韓国や中国などのアジア系の作品は極端に少ないので韓流好きな方にはあまり向いていないとも言えます。
海外作品(アジア以外)が好きな人なら楽しめること間違いなしです。
画質について
Huluでの最高画質は1080pです。2017年5月中旬にリニューアルされて最高画質が720pから1080pへと引き上げられました。720pは厳密にいえば「HD」と名乗ることができ、1080pは「フルHD」と名乗ることができる画質です。
スマホ端末や携帯ゲーム機からの視聴だとHD画質(720p)でも十分にキレイに感じますが、テレビで視聴すると若干の画質の悪さを感じたりします。
ですが、リニューアルに伴いフルHD画質(1080p)になったことで画質に不満を持つことはないでしょう。以上のことから画質にものすごいこだわりがある人以外なら文句なしのレベルといえます。
視聴できるデバイスについて
視聴デバイスはスマホ・タブレットだけではなく対応テレビやゲーム機でもアプリをインストールすることで視聴することができます。
また、対応テレビを持っていない方でも「Chromecast」や「Fire TV Stick」などのガジェットを活用することでテレビでHuluを楽しむことができるのでサービス申し込みと同時に購入するのがオススメです。
Huluの特徴としては上記のような内容となっています。続いてメリットやデメリットを解説していますので気になる方は参考にしてください。
Huluのメリット・デメリット
まず最初に人によってはメリットにもデメリットにもなる部分がありますが、個人の主観で判断させていただいてますのでメリット・デメリットの両方を確認していただけると幸いです。
メリットについて
Huluのメリットをまとめると以下のようになります。個人的に海外ドラマが好きなのでそちらはメリットに入れさせていただきますのでご了承ください。
・外出先でも視聴できる(通信容量を確認できる)
・リアルタイム視聴ができる
・家族アカウントが作成できる(ペアレンタルロック可能)
・海外作品が豊富に用意されている
・フルHD画質(1080p)で視聴できる
通信容量を確認しながら視聴できる
スマホで視聴する際に気になるのが通信容量ですよね? とくに外出先にWi-Fiに接続できない状況で視聴する際にはかなり気になってしまうものです。
Huluの良いところの1つとして、画質のレベルによって通信容量の目安を確認することができるため、気になる人には嬉しい機能が用意されているといってもいいでしょう。
通信容量の目安は以下のようになっています。
最高画質=約1.8GB(1時間)
高画質=約1.08GB(1時間)
中画質=約0.63GB(1時間)
低画質=約0.21GB(1時間)
通信状況によって若干の変動はありますが、スマホの通信容量が気になる方にとっては調整の目安になるといえます。
海外作品を日本最速で視聴できる
リアルタイム視聴というコンテンツが用意されていて、人気のある海外ドラマを日本最速配信しています。いち早く視聴したい人には向いてるでしょう。
Huluの公式サイトに「番組表」が用意されているのでリアルタイム視聴したい人は必見です。
僕のオススメ番組は「FOX」で、FOXではウォーキングデッドやプリズンブレイクなどの人気作品の最新作を視聴することができます。気になる番組が配信されているか「番組表」を確認してみてみるのもいいですよ!
1契約で6つのアカウントが作れる
家族のうち1人が契約すると共有できるアカウントが6つまで作ることができます。
また、ペアレンタルロック機能があるので小さい子どもがいる家庭でも安心して視聴させることも可能です。ペアレンタルロックとは「成人向け」や「15歳以上対象」などの指定になっている作品を暗証番号などを設定することで子どもが視聴できないようにする機能のことです。
配信しているタイトルは大人向けのタイトルが多いので「ペアレンタルロック」のような機能があると安心して子どもに利用させることができるでしょう。
フルHD画質(1080p)で見れる
Huluは2017年5月中旬のリニューアル前までは最高画質がHD(720p)でしたが、リニューアル後には画質の面でもパワーアップしてフルHD画質(1080p)で視聴できるようになりました。
フルHD画質(1080p)の画質レベルは上位から3番目に位置しています。(最高画質を8K、次点で4Kとした場合)
ストリーミング再生でこれほど高画質ならまず文句はないと思っていいでしょう。例えば4K画質(UHD)で視聴するには4K対応テレビなど視聴する端末のスペックも必要になってきます。また、ブルーレイディスクはフルHD画質で収録されていることが一般的なことを考えると画質については「フルHD」で十分とも言えるでしょう。
デメリットについて
デメリットをまとめると以下のようになります。一番のデメリットはオフラインで視聴できないことです。
残念ながら現在のHuluでは動画を端末に保存しておくことができません。そのため、通信容量が気になる方にとってはデメリットになってしまいます。
・動画をダウンロードできない
・早送りボタンがない
・吹き替え対応してない作品がある
・アジア系の作品に弱い
・独自コンテンツが弱い
動画をダウンロードできない
Huluではすべての動画をダウンロードすることができないので、電波がない場所だったりスマホの通信容量を使いたくない人にとってはデメリットとなります。
たとえば、外出先でWi-Fi環境がない場所で視聴するとスマホのモバイル通信で動画を視聴することになります。スマホの通信容量が大規模容量で契約している人ならともかく、少ない人にとって外出先で視聴するのは通信容量が気になってしまうものです。もし、動画をスマホ端末に事前ダウンロードができれば、外出先でも通信容量を気にすることなく視聴できるのにと僕も思いました。
Huluではダウンロードできない代わりに申し訳程度に通信容量を簡単に確認できる機能が付いています。そのため、外出先での使いすぎは自己管理が必要になるでしょう。
ダウンロード可能な動画配信サービス
早送りボタンがない
10秒前のシーンに戻るボタンはありますが、10秒先に進むボタンなどの早送り機能がついていません。
飛ばしたいシーンがあるときなどには動画下部にあるシークバーで調整しなければいけないため、先に進みすぎてしまったりと操作になれるまでは非常に不便な部分があります。
基本的にじっくり見たい人にとっては不要に思える機能ですが、僕自身ホラーなどを視聴した際に痛々しいシーンが続くとどうしても早送りしたくなったりします。また、ざっと視聴したい人にとっても早送りボタンは欲しいところでしょう。今後の機能追加に期待です。
日本語吹替えは人気作品だけ
日本で人気のある作品は日本語吹替え版を配信していますが、メジャーどころでない作品は字幕配信のみとなっています。
トータルすると字幕作品が多い印象が強いです。「ウォーキングデッドシリーズ」や「ゲーム・オブ・スローンズ」など人気どころの作品は吹替えで配信されているので、人気作品を中心に視聴したい人は安心してもいいでしょう。しかし、さらに追求して海外作品を視聴しようと考えている人は字幕で視聴することが基本となるので字幕が苦手な人にはあまり向いていないといえます。
アジア系作品に弱い
海外作品の中でもアジア系の作品の配信数は極端に少ないので、韓流好きや中国の作品が好きな人には大きなデメリットとなります。
代わりにアジア系以外は他の動画配信サービスよりもラインナップがしっかりしているのでアメリカの作品が好きな人には楽しめること間違いないと思います。
独自コンテンツが弱い
Huluの独自コンテンツは「リアルタイム視聴」や「オリジナル配信動画」があります。しかし、他社の独自コンテンツと比較すると弱いと感じてしまう部分があります。
たとえば、Amazonプライム・ビデオなら動画配信サービスはあくまでもオマケでプライム会員になることで様々なメリットがあります。U-NEXTであれば書籍やマンガを読むことができるのが強みの1つであったりとそれぞれ独自コンテンツの充実さが伺えます。
Huluは独自コンテンツ自体は弱いと感じますが、代わりに配信タイトル数が他の動画配信サービスよりも多く用意されています。動画コンテンツに特化したサービスといえるでしょう。
まとめ
全体的にまとめるとHuluの強み・弱みは以下のようになります。
強み
フルHD画質で視聴できる
配信タイトル数がトップレベルに豊富
海外作品に強い
日テレの関連会社で安心感がある
弱み
視聴機能(UI)に不足感がある
独自コンテンツが少ない
全体的に日本語吹替作品が少ない
以上のことから海外作品が好きで高画質で視聴したい人にはオススメできる動画配信サービスとなっています。